完全予約制ガンプラ専門ホビーショップ【THE LAST】

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営業職への転職

未経験で営業職を探してる人に伝えたい事。

 

営業マンって言うとなんだか舐められそうだけど、

自分の身一つで際限なく稼ぐ営業マンって、

かっこいいよなってイメージがあった。

って事でリフォーム会社の営業職を見つけてから転職し、実際に働いた時の話。

 

①求人内容

まず、求人には「リフォームアドバイザーとしてお客様に合ったリフォームを提案」とあったが、

実際には『外壁・屋根塗装の飛び込み営業』だった。

「個人宅への新規営業」「アポインターとしてお客様のアポイントを取る仕事」とはちゃんと書いてあったので飛び込みとは分かってて入った。けど求人と仕事内容が違う。

 

②面接

面接はWEB面接だった。男の面接官が「私も未経験でこの仕事して、最初から徐々にアポイント取れてた。けど慣れてくると売りが強く出てしまい成果が出なくなってきた。この仕事は売る事よりお客様の話を聞く事が大事。」

と言っていて、その時はなるほどと思った。

けど後で聞いたのが採用とか面接官は他の会社に委託しているという事だった。

 

③会社の雰囲気

入社初日、初めて会う社員の人達は人当たりよく、普通だった。

そして役職者が出勤してくると、一人一人順番に大声で挨拶が始まった。

「押忍!!おはようございます!!!」×社員人数

(基本的に返事は「押忍」)

 

④朝礼

全員で大声で社訓唱和。

大声で一礼「貴重なお時間ありがとうございました」×3回。

大声で今月の売上目標、その日の売上目標を唱える。

(ヤバイ会社に来てしまったなと思った)

 

⑤仕事内容

外壁塗装工事を「地域の最初の数件さんのみ、普段100万円の所を5万円でやる。そこから通常の値段での外壁塗装工事を広めていく」

という事を入社研修で聞いていたが、

実際は、「200万弱を100万弱でやる」というものだった。

 

⑥商材について

通常塗装屋さんで取り扱っている塗料は、

5年持つもの→タイルラック

10年持つもの→パーフェクトトップが主流。

 

「しかし内では20年持つ塗料を取り扱っている」といろいろ説明し、上記⑤のように売る。

 

20年持つ塗料を作る技術はあるが、出回ってしまうと今までの塗料が売れなくなってしまうとの事。

 

他では取り扱っていない非常に優れた塗料をお客様に提案するのは良いが、後で所長にこう質問してみた。

 

自分「◯◯って塗料、本当に20年持つんですか?」

所長「あぁ、仕上がり凄い綺麗って言うしね」

 

自分「そうなんですね。この塗料って20年持つんですか?」

所長「あぁ、クレームとか無いって言うしね」

 

何故はぐらかす。笑

20年持つかどうか聞いてるのにちゃんとした答えが返ってこない。

因みに、他の役職者に同じ質問すると、

「そんなの分かる訳ないだろ!20年経ってないし」との事だった。

 

これはもう駄目な会社なんじゃないかなという思いもあったが、

むしろ他業界の営業も、世の中の企業の商材も、全てが嘘なんじゃないかという気もして、

そう考えると皆んな嘘だから自分も良いやという麻痺した感覚になっていたと思う。

 

⑦良かった事

初対面の人の家に突然現れて、大金がかかる外壁塗装を提案するという、

自分の体一つとトークスキルで大金を動かせるという実感と事実に、自分には営業力があるという自信がつく。

そして歩合として成果を出した分だけ給料がアップする。

あとは、研修生→社員→班長代理→班長→所長…

と昇格していくが、成果次第で飛び級で昇格もある。その分プレッシャーもかかるが、昇格した分待遇も変わるので大きい顔ができる。

営業時間は1人の為自由といえば自由。

体力、精神力、コミュニケーション力が上がる。

 

⑧悪かった事

労働時間が9時〜20時だった事。労働契約書には昼休憩1時間、その他2時間の休憩があるはずだが、実際には2時間の休憩が無い、よって実働10時間で残業には含まれない。

というか18時〜20時の夜の訪問がメンタル的にやはりしんどい。夜に営業来たら普通に嫌じゃん。

 

商談で値引きがお客さんに響かず、更に値引きして売り上げがつかない、もしくはマイナスになると仕切り割れと言って、アポインターの給料から引かれる。

 

そもそもの商材がお客さんの為になるものなのか不透明な所。これもしかしては詐欺なんじゃないかなって…

 

 

営業職への転職まとめ

自分の身一つで大金を動かす営業マンは、やっぱり凄いと思う。しかも実際本当に営業未経験でも1ヶ月目で成果を出して給料を上げる事は出来る。

 

しかし、

・求人の仕事内容と実際が合っているか

・取り扱う商材がちゃんとしたものか

・会社の雰囲気が自分に合うか

・実際の労働時間がどうか

実際に入社して働いてみないと分からない事も多くあるので、入ってみて駄目だと思ったら辞めるのも良いと思う。

 

 

今度、個人宅への飛び込み営業のコツについて書いていく。

一番大事なのは、“基本に忠実に”